今日はコミュニケーションを上げる話し方について説明していきたいと思います。
なぜあなたはコミュニケーションの能力を上げたいのでしょうか?
相手に好かれたい、嫌われたくない、これが一番だと思います。
コミュニケーションを上げたいという方に、コミュニケーションをアップさせる話し方についての解説をしていきたいと思います。
コミュニケーション能力をアップするには話し方の手順を知ること
まず、話し方の手順について解説していきたいと思います。
人間は唯一、言葉を使ってコミュニケーションをとる動物です。
そのため、この話す、聞く、という行為がとても大切な役割を占める事になります。
どういう風に話をしていくのか。
だいたいの話についての見通しができれば、話をする事に対して躊躇せずになっていくと思います。
ということで、以下、5つの手順に沿って、会話を進めていくことが好ましいと言われています。
- 話の始め方
- 話の広げ方
- 話の聞き方
- 話の盛り上げ方
- 話の終わり方
この基本的な手順を知っておき、あとは自分なりにアレンジしてみればいいと思います。
では、一つ一つ、順番に解説していきましょう。
コミュニケーションの能力をアップさせる会話の始め方
では、どうやって話をはじめていけばいいのか。
初対面の人やあまり面識のない人、そういう人がいる時、あなたはどういう態度をとっていますか?
恥ずかしいからと言って全く挨拶をせずに向こうから挨拶をしてきてくれるのを待つ方も多いのではないかと思います。
特に女性の方では多いのかもしれません。
だた、それではもったいないです。
自分から挨拶をしていきましょう。
そして、挨拶の仕方についても決まりがあります。
相手の事を聞いてはいけないと思い、自分の事ばかりを話す方もいます。
これは1つの気遣いかもしれませんが、相手はそこまであなたの事に興味を持っていないかもしれません。
にもかかわらず、あなたが自分の話ばかりに集中してしまうと、相手はあなたの話を聞く事に対して疲れてしまったり、マイナスの印象を持ってしまう事もあるかもしれません。
そうならないように、会話を始める時から、焦点は相手、に絞っていきましょう。
かといって、いきなり職業を聴いたり、相手に対しての踏み込んだことを質問すると相手は( ゚Д゚)してしまう可能性もあります。
コミュニケーションをアップするための挨拶の始め方には3ステップの方法があります。
- まずは挨拶
- 天気についてや何か自分なりに会話の始め方のジャンルを決めてそれを話す
- 相手が乗ってきた話題についてや相手の感情を引き出すような質問をする
たとえば、
そして、会話の始め方で重要なのは、身振り手振りや表情です。
人間は話す内容よりも、その人がどんな表情でどういう風に話していたのか、話し方についての印象が残ります。
笑顔で穏やかに、など、自分のイメージを自然な形でアピールできるような表情やしぐさを意識しながら会話を始めます。
もし質問をしても全く相手が乗ってこない場合には沈黙、でもいいですが、例えばあらかじめ用意しておいたあなたの自己紹介カード(あらかじめ用意しておいた自分についての話題)を切り出すというやり方もあります。
いずれにしても、今後つながりを持ちたいと思える相手であれば相手の興味や関心に合わせて、それを上手に引き出すことのできるような話題をあらかじめ用意しておく事も必要になってきます。
コミュニケーションの能力をアップさせる会話の広げ方
会話が始まったら、次にその会話を広げていきます。
こんにちは…だけでは進みません。
1.挨拶に2.追加で一言、そして3.質問の3ステップで会話を始めました。
その後にどうやって広げていくのか、ですが、相手との共通点を見つけていきます。
ただ、はじめての方だと共通点がない時も多いですし、そこまで踏み込んだ話題はできないこともあるかもしれません。
そういう時には共通点ではなく、相手が興味を持っているだろうな、と思うようなことを、質問形式をして会話を広げていくのです。
例えばゴルフが好きな方だとして、自分がゴルフをやった事がないのであれば、どういう所が面白いのか、最近のベストスコアなどの質問します。
そして、相手がゴルフを始める前と、今までゴルフを練習してきて、成長してきた証の努力を目嫌いながらほめちぎっていくという方法を使います。
- 共通点があればそこで相手のやり方について質問し、教えてもらう
- 共通点がなければ相手の趣味について質問し、今までの成長をほめる
これで会話を広げていきます。
コミュニケーションの能力をアップするために、まず会話の始め方でも、会話の広げ方でも質問がとても大切になります。
そして、相手が話し始めたら、いよいよ会話の聞き方について、です。
コミュニケーションの能力をアップさせる会話の聞き方
会話での聞き方のコツは3つです
- 認める
- 褒める
- ねぎらう
です。
相手を認めて、ほめて、ねぎらう事です。
これにつきるといってもいいでしょう。
全面的に相手を認めて、相手の努力などをほめて、ねぎらっていきます。
むしろ大げさなくらいに関心しますが、これも自然に何回も、相手の名前を連呼しながら行っていきます。
こういう形でとにかく心からの全力承認です。
きちんと全力で気持ちを込めて相手の名前を連呼しながらほめていきます。
が、ここで一つ、自分と意見が合わなくて、心から賛同できない場合もあるかもしれません。
そういう時には、また質問、という形をとりながら聞き役に回るのです。
例えばAさんは、カレーライスにマヨネーズをかけるのが習慣ですごくおすすめの食べ方だと思っているとします。
そういった時に、あなたは実はマヨネーズが苦手だという場合です。
その場合には、まずは驚いてみます。
など、自分とは違う意見だったとしても、相手を否定せず、ちょっとずらして質問してみます。
コミュニケーションの能力をアップさせる会話の盛り上げ方
会話を始めて、広げて、相手の話を聞いている際、やはり会話は盛りあがった方がお互いに楽しくなります。
ということで、コミュニケーションの能力をアップさせるために会話を盛り上げる方法について学んでいきましょう。
先ほどの例でも出しましたが、会話を盛り上げるにも、ポイントが2つあります。
- 具体的な経験やエピソードを提示する
- 会話は舞台
詳しく説明していきましょう。
具体的な経験やエピソードを提示する
これは、会話の最中で相手に分かりやすくきちんとイメージをもって伝えるためにたとえ話や逸話、具体的な自分の体験や経験などを入れていくというやり方です。
できれば起承転結でまとめていけれるといいのですが、相手が興味を持ってくれる内容に仕上げるというイメージです。
例えば宅建に合格したとして、具体的に、なぜ宅建の免許を取ろうと思ったのかのエピソードや、勉強の仕方、一番やっていてつらかったことや宅建の勉強の際中に起こった事などを会話の中で追加していくというやり方です。
具体的なエピソードを入れる事で相手に対してより鮮明に自分自身のイメージを植え付ける事ができます。
会話は舞台
そして、会話は舞台です。
相手と自分をつなぐ舞台、物語の一場面だという認識を持つといいと思います。
ところどころに擬音語や擬態語をちりばめていきます。
そして、必要に応じて1人2役、3役をこなし、相手に会話の内容を意識させ、注意や興味を向けてもらいます。
また、会話全体を俯瞰して観察する事も必要です。
大勢での会話の際には【話す人】【聞く人】【会話の順番や流れを決めていく人】が存在して会話が成り立っています。
そのため、舞台の観客の立場でもって、常に今自分はどの立ち位置にいるのが全体の会話をスムーズに進めていけれるのかと考えながら会話を進めていけれる様な配慮が必要になってきます。
コミュニケーションの能力をアップさせる会話の終わり方
さて、円もたけなわ、会話も終わりに近づいてきました。
印象に残る会話の終わり、とはどういった配慮が必要なのでしょうか?
ここでもやはりポイントがあります。
今まで会話をしてくれてありがとう、という感謝の意を込めて、あなたは自ら相手との会話がいかに楽しかったのかを伝えていく必要があります。
さて、どうしたら相手に楽しかったことが伝わるのでしょうか。
これは、今日の会話のハイライトの復習が必要になります。
自分は相手の会話のどういった所に興味を持ったのか、具体的にこういう所がすごく面白かった、というのをもう一度相手に思い起こさせるのです。
例えば、
など、相手の話した具体的なエピソードを交えます。
そして今後、次回予告と共に、相手が興味をそそるだろう出来事を一緒に入れていきます。
そうすることで、相手の話を真剣に聞いていたというアピールとともに、あなたのことを格段に印象つけることができます。
- 相手と会話できたことでの感謝と具体的なエピソードの確認
- 今後に生かしていけれるような次回予告
これら2つを意識して取り入れる事で、今後もお付き合いしていきたい相手と仲良くなっていくことができます。
ぜひ一度試してみてください。
コミュニケーションの能力をアップさせる上で最も大切なこと
以上、コミュニケーションの能力をアップさせる会話の仕方について説明してきました。
が、最後に一番大切なことをお伝えします。
それは、
ひとたらしになること
です。
相手に対して全面的な信頼を寄せていき、まずは自分から相手の事を快く思う事が大切です。
あなたにとって苦手な相手だったとしても、相手の気分をよくさせてあげる練習だと思ってまずは相手の気分をよくしてあげる様に接する事です。
物理的にも心理的にも全面的に降参します。
例えば物理的に、というと、相手がしゃべっている時には身を乗り出して聴く姿勢を示します。
何かを行っている際には手を止めて、相手の目をしっかりと見つめて興味をもって相手の話を聞いていきます。
そして、心理的に降参というものとして、あなたの弱点や弱み、失敗をわざと相手にさらけ出します。
ここであなたがつらくなるような失敗談の必要はありません。
あなたを信頼しているからこそこの事を話すんだよ、という態度で、自分の予め用意してあった失敗ソードを相手にさらけ出していくのです。
もし相手にばらまかれたとしてもあなたがそんなにダメージを受けない程度の失敗談をあらかじめ何個か用意しておきます。
また、相手ばかりに話をさせる事に集中しすぎて、自分の話題を一切ださない、というのは考えものです。
相手が何か自分の事をさらけ出してくれたら、自分も1枚ずつ、自己紹介カードを出していきます。
ここでもあまりにも相手とかけ離れた自分についての話題をだすよりは、相手が興味をもってくれそうな、自分についての話題を引き合いに出していくといいでしょう。
あくまで少しづつ、あなたと相手には共通点が意外にも実はたくさんありました、という風にして、偶然を装い相手の懐に自然に入っていくことが重要なポイントです。
そして、ここまで会話をしてくれた相手に感謝の意を示し、これからも相手とつながっていきたいという気持ちを全面に出します。
どんな話題でも、あなたと話をする事が楽しい、あなたと話ができて私はとても幸せだという態度で会話を進めていきます。
相手がいないと対話は成り立ちませんし、相手がいる事で私たち人間は成り立っています。
常に相手に感謝し、自分の存在に感謝をしながら生きていくことでコミュニケーションの能力も上がりますし、なにより、あなた自身が様々なことでクヨクヨと悩まずに幸せな毎日を送る事ができる様になっていきます。
コミュニケーションは相手とのコミュニケーションもそうですが、自分自身とのコミュニケーションも大切になっていきます。
相手の立ち場、そして、自分の状態を常に意識しながら健やかな毎日を生きていきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。